さらには、労働組合幹部が業務時間中に組合運動する「ヤミ専従」のために無届でバスを運行する「幽霊バス問題」もメディア報道され、指摘を受けた当時の京都市長が、組合と交通局の癒着を認めたという事件もありました。

Wikipediaより

ちょうど同時期に起きた「奈良市部落解放同盟員給与不正受給事件」なども重なり、この頃は近畿圏のマスコミがさかんに「ほとんど仕事をしてないのに、なぜか高い給料を貰ってる不思議な地方公務員」にまつわるスクープ報道を連発してましたしね。

結果として、京都市に対しては「税金で組合運動させるな」「同和政策を見直せ」と批判が起き、選考採用も終了。分限免職基準も見直され、問題職員は懲戒免職となりました。

そしてこの投稿のように、「今や自虐ネタとして扱えるまでにクリーンになったよ!」ということを表しているわけですね。

京都や奈良のみならず、自治体の特定部署や職員がいわば「聖域」のようになってしまい、誰も手出しできなかったり、見て見ぬふりをする状態だったところはまだ残っているわけですが、以前からは世代も世論も変わり、特定の身分の効力も薄らぎつつある印象です。

関係各所は長年にわたって蓄積された膿をこのタイミングで出し切り、馴れ合いとはキッチリけじめをつけ、是正を図っていって頂きたいところです。

 

(編集部より)この記事は、新田 龍@nittaryoのポストを、許可をいただいた上で転載いたしました。