■ミイラ化したリトル・ピープルの遺体を発見
このドワーフの都市について、専門家の間でもいくつかの議論が起こったのだが、この地でリトル・ピープルの遺体が発見されていないことから話はそこで堂々巡りとなっていた。
しかし、2005年8月に新たな展開を見せることになる。この地で25センチほどのミイラ化したリトル・ピープルの遺体が発見されたというのだ。最初の分析ではこのミイラは死亡時に16歳から17歳であると推定されたという。
この話題を多くのメディアが取り上げて古代イランのリトル・ピープルが広く注目を集めるところとなったが、発見から1年後の精密な分析では、この遺体は400年ほど前のものであり、自然にミイラ化して縮んだものであるとの分析結果がもたらされたのだ。こうしてリトル・ピープルの“騒動”はいったん収まることになったのである。
ケルマーン州のドワーフの都市は再び謎に包まれることになったが、それでもドワーフや妖精、ホビットなどリトル・ピープルの伝説が世界各地に残されていることは事実だ。また、インドネシアのフローレス島で発見された、身長1メートルほどの小型のヒト属と考えられるホモ・フローレシエンシス(Homo floresiensis)の例もある。
はるか昔、5000年前のドワーフの都市にリトル・ピープルが暮らしていたのだろうか。そしてリトル・ピープルはどこへ消えたのか?
陰謀論の筋からはリトル・ピープルはかつて実在し、その遺体は厳重に秘匿されているという指摘もある。また“リトル・ピープル宇宙人説”もあり、この説ではここで暮らしていたリトル・ピープルは5000年前に全員宇宙に帰ったということになるのかもしれない。そして、ドワーフの都市の周辺一帯を発掘すればまだまだいろんなものが見つかる可能性もある。リトル・ピープルについての新たな動きがあればいち早くお伝えしたい。
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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