「坂井宏行/100歳ごはん/フレンチえんげ食」は「生ホタテと海老のムース 柚子香るコンソメソース」「焼き薩摩芋のポタージュ」「豚肩ロースのロースト 蜂蜜のノルマンディソース」など全12品。フランス料理の決め手となるオリジナルソースをかけて、見た目も華やかな料理の数々に仕上げたそうです。

EC事業注力で3年後に売上2億円を目指す

清永氏は、福岡県北九州市で23年間、障がい福祉事業を行ってきました。そうした経験から、要介護者や高齢者にとって食生活が少しでも豊かになればいいという思いのもと、見た目にも味にもこだわった新しい冷凍食品の企画・開発に至ったとのこと。

また、七日屋の事業成長プランの2本柱として「EC事業」と「高齢者施設向け鉄人行事食事業」を発表。消費者庁の「2022年度消費者意識基本調査」によると、現代のEC市場における高齢者の利用率は65~74歳が約40%、75歳以上が約25%と、高齢者であってもECショップで買い物をすることが当たり前の時代であると清永氏は主張。

同社のEC事業では、商品シリーズごとに具体的なターゲット像を定めていくこととしました。今回、具体的なターゲット像が設定されたのは次の3シリーズ。「道場の100歳ごはん」は一般家庭・元気な高齢者家庭、「しあわせごはん」は老々介護・在宅の家庭介護、「坂井のフレンチえんげ食」はハレの日の食事に、とのことです。

新商品2シリーズを含めた商品は、自社サイトのほか、Amazon・楽天市場・JAL Mallで販売予定です。

今後の展望としては、初年度にセット含め1日30人(平均単価2,000円)、年間で2,000万円の売上目標を設定。3年後には、鉄人の知名度を生かしてテレビ通販にも挑戦し、年間売上2億円を目指すとのことです。

さらに、介護に関する悩みを分かち合える場所づくりにも注力するとし、介護コミュニティーサイト立ち上げ予定についても発表されました。