京野菜として知られる食材の1つ、それが「海老芋」です。
この名前を始めて聞いた人の中には「エビ」と関係があるのかと思うのではないでしょうか?

果たして畑で採れる「芋」がなぜ「エビ」と呼ばれているのか……今回はそんな気になる野菜の雑学に迫ります!

目次
「海老芋」とは
姿形から付いた「海老芋」という名前
海老芋は里芋の一種
京野菜「海老芋」
海老芋のはじまり
縁起物ともされる「海老芋」
主要生産地は静岡県
「海老芋」の旬と選び方に保存方法
海老芋の旬
海老芋の選び方
海老芋の保存方法
まとめ

「海老芋」とは

京野菜の「海老芋」、畑で採れるのになぜ「エビ」?その理由は海老芋の姿にあった!!
(画像=『FUNDO』より引用)

ここでは「海老芋」がどのような野菜なのか解説します。

姿形から付いた「海老芋」という名前

「海老芋(えびいも)」はその姿形が名前の語源となっています。
実際にその名前は姿形がエビのように曲がっているところに由来しています。

里芋は本来、ころんと丸い形状をしているのが特徴です。
一方「海老芋」は湾曲した形状をしているのが特徴です。

その姿形から「海老芋」と名付けられたとされています。

なお、なぜこのような形状になるのかというと栽培方法が関係しています。
「海老芋」は栽培時に丹念に土寄せして育てることで湾曲した形になるのが特徴です。

そういった点から「海老芋」と呼ばれているわけです。

海老芋は里芋の一種

「海老芋」は「唐芋(とうのいも)」という里芋の一種です。

里芋は東南アジアが原産のタロイモ類の仲間で、サトイモ科に分類されている植物です。

茎の地下部分が肥大化した芋(塊茎)と葉柄が食用とされ、葉柄は芋茎(ズイキ)と呼ばれるのが特徴となっています。

それら里芋の仲間、それが「海老芋」なのです。