NHK受信料の支払い義務は今後、どう変わる?

最後に2025年以降、NHK受信料の支払いや「受信機器の定義」はどのように変わるのか、具体的に見ていきましょう。

「NHKが受信できる機器」の定義(※2024年現在)

まず2024年現在の定義では「NHKが受信できる機器」とは、基本的に「NHKを受信できるチューナーを搭載したテレビ」のこと(※過去の判例に基づくと、NHK放送を受信できるカーナビやパソコン、ワンセグ搭載の携帯電話なども対象になり得ます)。

一方、これを逆手に取れば「チューナーレステレビの保有者」はNHK受信料の支払い対象にはならないということです。

NHKのネット配信が必須業務化! NHK受信料は「スマホ保有で支払い義務が生じる」のか?
(画像=(画像は「Amazon」公式サイトより引用)、『オトナライフ』より引用)

チューナーレステレビとは、単独ではテレビ放送を受信できないテレビでネット動画視聴に特化しています。多くはOSが搭載されているのでネットに接続し、動画配信サービスをインストールして視聴します。

しかし、2025年後半以降は家のテレビが「チューナーレステレビ」で、自宅のスマホやパソコンがワンセグ視聴が不可能な機種であっても、配信の必須業務化によって「受信料支払いの対象」になり得ます。

「スマホを持っているだけでNHK受信料支払いの対象」になるのか?

2025年後半以降は「番組を視聴するためにアプリをダウンロードし、新たにIDを取得する手続きを行った場合が、受信料支払いの対象となる」見込みです。

なお筆者が調べた限り、たとえば「NHKアプリがプリインストールされたスマホが今後登場した場合、そのスマホの購入者はどのタイミングで受信料支払いの対象になるのか」などは不明でした。制度の本格的な運用開始が2025年後半となる見込みであるため、運用開始までさらに積極的な議論が展開されるものと見られます。

※サムネイル画像(Image:yu_photo / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

【関連記事】
ドコモの「ahamo」がユーザー総取り! プラン乗り換え意向調査で見えた驚愕の真実
【Amazon】注文した商品が届かないときの対処法を解説!
COSTCO(コストコ)の会員はどれが一番お得? 種類によっては損する可能性も
コンビニで自動車税のキャッシュレス払い(クレカ・QRコード決済)はどの方法が一番お得?
PayPay(ペイペイ)に微妙に余っている残高を使い切るにはどうすればいいの!?