人間関係を表すことわざのひとつとなる「遠くの親戚より近くの他人」。
この言葉は、疎遠な親戚よりも身近な他人の方が助けになってくれたり、緊急時にはお世話になるものだという意味です。

ここでは、この「遠くの親戚より近くの他人」の意味や類義語・対義語について解説します。

「遠くの親戚より近くの他人」とは

「遠くの親戚より近くの他人」とはどんな意味?その類義語や対義語は?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここでは「遠くの親戚より近くの他人」の意味を解説します。

「遠くの親戚より近くの他人」の意味

「遠くの親戚より近くの他人」の意味は、会うことのほとんどない遠方にいる親類よりも近隣に住んでいる人の方がお世話になるものだ、緊急時に際しては頼ることがある。

近所との人間関係を例えたことわざとなっており、だからこそ近所の人とは普段から良好な関係を築いておくべきであるという戒めも意味合いに込められています。

「遠くの親戚より近くの他人」の用い方・例文

「遠くの親戚より近くの他人」は、困っている時や悩んでいる際に用いられます。

・例文1:遠くの親戚より近くの他人というように、普段から僕を助けてくれるのはいつも一緒にいてくれる友達だ。

・例文2:急に子供が熱を出したけど、親戚は遠方に住んでいるので頼めない。だから、隣のご夫婦に助けを求めた。遠くの親戚より近くの他人だなと思った。

・例文3:近所付き合いには普段から気を遣っていた方がいい。なぜなら、いざという時に頼りになるのは遠くの親戚より近くの他人だからだ。
時には、近所との関係を良好に保つことの重要性を説く言葉として使用されることもありますよ。