■「速くて激しい」で絶対聴くべき2枚

音圧で窓ガラスすらもぶち破るような激しさを表現できる一方、大人の社交場の空気を乱さないBGMにもなれる「音楽性の幅の広さ」もジャズの魅力である。

当然、今回のアンケートにも「正解」があるワケではなく、これは「好み」の問題なのだ。

だが、我われが日常で多く耳にする「店内BGM」の殆どは「ゆったり穏やか」なジャズが採用されており、「速くて激しい」ジャズと出会うには、リスナーの方が主体的に動く必要がある。

ジャズと聞いて連想する音楽性、6割超のイメージに驚き 「お洒落なBGM」でもあるが…
(画像=『Sirabee』より引用)

そんなジャズを探している人にはぜひ、映画『BLUE GIANT』のサウンドトラックと、Art Blakey & The Jazz Messengersの1964年録音作『Free for All』をオススメしたい。

ジャズと聞いて連想する音楽性、6割超のイメージに驚き 「お洒落なBGM」でもあるが…
(画像=『Sirabee』より引用)

前者は「映画のサントラ」の説明だけでは不十分な、非常にアツいジャズの詰まった名盤。後者は、まだ「ハードロック」というジャンルすら生まれていなかった60年代前半に「ロックよりも激しくて予測不能な音楽があった」ことを伝える名盤である。

ジャズと聞いて連想する音楽性、6割超のイメージに驚き 「お洒落なBGM」でもあるが…
(画像=『Sirabee』より引用)

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

ジャズと聞いて連想する音楽性、6割超のイメージに驚き 「お洒落なBGM」でもあるが…
(画像=『Sirabee』より引用)

BLUE GIANT (オリジナル・サウンドトラック)(SHM-CD)

ジャズと聞いて連想する音楽性、6割超のイメージに驚き 「お洒落なBGM」でもあるが…
(画像=『Sirabee』より引用)

Free for All

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