人類の歴史を振り返ると、世界各地では数多くの“影武者”が暗躍してきた過去がある。政治家は暗殺者の魔の手から逃れるために、またアーティストはパフォーマンスの質を上げるために影武者を使ってきた。今回は歴史上で語られる影武者伝説5選を紹介しよう。

■アンディ・ウォーホルの影武者

歴史上で最もヤバい「影武者伝説」5選!人身売買、暗殺事件、演説…
(画像=Andy Warhol Walter Mori – gettyimages.co.uk, パブリック・ドメイン, リンクによる,『TOCANA』より 引用)

 “ポップアートの巨匠”と名高いアンディ・ウォーホルには、実は影武者が存在していたという逸話がある。1967年10月2日にウォーホルは、米国のユタ大学で講演を行うことに。会場には1,000人以上の観客が詰めかけ、講演ではウォーホルが同年に制作した短編映画が上映された。ウォーホルは、分厚いサングラスを着用しステージに登壇すると、観客からの質問にも応じたという。しかし当時彼のマネージャーを務めていた映画監督のポール・モリセイによると、ユタ大学を含む4つの大学で行われた講演には、ウォーホルの影武者が雇われていたとか…。