175cmの児玉は現在J1で最も身長が低いGKだ。そんな児玉がずっと憧れていたのは、同じ東京ヴェルディユース出身で今ではチームメイトとなった菅野だ。身長179cmと上背はないものの、抜群のセービングセンスや反射神経を持ち、これまで所属した横浜FC、柏レイソル、京都サンガでも守護神としてゴールマウスを守ってきた菅野。今年40歳を迎えた“レジェンド”の背中を間近で見ながら、児玉も日々成長している。

8月21日に行われた天皇杯(JFA全日本サッカー選手権大会)ジェフユナイテッド千葉戦でも、多くの決定機を児玉がセーブ。相手MF品田愛斗に完璧な直接フリーキックを叩き込まれチームは0-1で敗れたが、児玉は試合後のインタビューで「セービングの部分に関しては本当に大きな収穫があったというか、普段の練習段階からこれまで意識してきたことをピッチの上でも出せたと思っている」とコメントしており、日々の練習の充実度が見受けられた。

これまで“憧れの存在”だった菅野が今ではスタメンの座を争う“ライバル”に。27歳、児玉潤のプロキャリアはまだ始まったばかりだ。


児玉潤プロフィール

  • ポジション:GK
  • 背番号:17 
  • 身長:175
  • 体重:70
  • 出生地:東京

Jリーグ通算出場数(リーグ戦)

  • 2023シーズン:YS横浜(37試合)
  • 2024シーズン:札幌(1試合)