特定の勢力が乱立して争うことを「群雄割拠」と表現します。
しかし、そもそも「群雄割拠」はどのような時代を指すのでしょうか?
今回は戦乱の時代の表現としてよく使用される「群雄割拠」という言葉について解説します。
目次
・「群雄割拠」とは
・群雄割拠の意味
・群雄割拠の成り立ち
・日本で知られている「群雄割拠」と言われる時代
・日本における戦国時代
・古代中国における春秋戦国時代
・古代中国後漢末期の三国志の時代
・「群雄割拠」の関連用語
・治乱興亡
・合従連衡
・竜騰虎闘
・まとめ
「群雄割拠」とは
早速ですが「群雄割拠」の意味について見ていきましょう。
群雄割拠の意味
「群雄割拠」は実力者が各地で勢力を広げ、お互いに対立することを意味する四字熟語です。
特に中国や日本の戦国時代、幾人もの英雄・英傑が対立しつつ各々の勢力を築き、覇権を巡って相争う状況のことを意味します。
端的に表現すれば実力者たちによる覇権争いのことです。
そうした特定の有力者が争っている状況を「群雄割拠」と表現します。
群雄割拠の成り立ち
ここからは「群雄割拠」の成り立ちについてまとめます。
「群雄」とは
「群雄」とは幾人もの英雄や英傑、実力者のことを意味します。
中国や日本にはかつて戦国武将が無数に存在しました。
そんな時代の実力者が何人もいる状態を「群雄」と言います。
「割拠」とは
「割拠」とはそれぞれ占有した領土を本拠に勢力を張ることを意味します。
かつて中国や日本ではそれぞれの領土を奪い合っていました。
そんな領土の奪い合いを「割拠」と言うわけです。