オカスイ撮影裏話
ーーここからはYouTubeでは出せない裏話的なところを聞いていきたいのですが、ガチで廃墟などに突入していると、撮影に行ったものの何かしらのヤバいアクシデントがあったりして動画がお蔵入りになってしまったことなどはないのでしょうか?
ターチャイ:しょっちゅうあります。ロケに行く場所は管理者に許可を取らないといけない建物なんかもたくさんあるんですけど、許可を取ってから実際に行ってみると、誰もいないはずなのに明らかに人がいる形跡があったりして、管理者にそのことを報告すると「そんなはずはない」というケースがあったりします。
ーー話せる範囲で構わないのですが、具体的なエピソードはありますか?
ターチャイ:これはある廃墟にロケに行った時のことなんですが、その時僕らは目的地をなかなか見つけられずにいたんです。探し回っていた時、今は脱退してしまったりょーちんというメンバーが散歩しに行ったんです。りょーちんは空き時間にふらっと歩き回ることがよくあったので、いつもは放っておくんですけど、その時はたまたま僕も付いていきました。そしたらボロボロの建物が見えてきたんですけど、なんだか紫色に光ってる部屋があるんです。
ーーそれはかなり嫌な予感がしますね……。
ターチャイ:前にテレビか何かで見たことがある光景だったので、りょーちんに小声で「これはヤバいやつだと思う」と言ってそーっと近づいたら、中に植木鉢が並んでいました。後で調べたらその都道府県の警察がHPで“廃工場などで大麻を育てている組織がいるので気をつけてください”的な注意を出していました。
パルマ:僕はまったくそういう知識がなかったので、ターチャイがいなかったらグングン進んでいたと思います。もしそのまま見つかっていたらヤバかったかもしれません。
じょん太:その日の帰りなんですが、僕はその廃墟の建物名を覚えていたので、なんとなくスマホで調べてみたら、予約サイトみたいなページが出てきたんです。もちろん予約はできない状態だったんが、画面の下のほうに電話番号が書いてありました。僕、好奇心からその番号に電話しちゃったんですが、なぜか繋がって…‥、しかもガチャっと音がして誰かが出たんです。さすがにヤバいと思ったので間違い電話のふりをしようと思い、あまりいなさそうな名前で「◯◯さんですか?」と言ったら、電話の向こうから男性の声で「はい」と言われて……、ヤバいと思ってすぐ切りました。
ターチャイ:しかもその時じょん太は非通知にもせず、普通に番号をさらして電話をかけていたので、さすがにガチギレしました。
ーーその後は折り返しがあったり、後日着信があったりなどはなかったのでしょうか?
じょん太:幸いなことに今のところ何か変な電話があったりみたいなことはありません。