■遭難者は警備隊の親戚

アメリカ沿岸警備隊が遭難した男性3人をボートに引き上げ、救助にあたった警備隊の一人であった二等兵曹のユージン・ハリシリウスさんが名前を告げると、「おお」という歓声が上がった。ハリシリウスさんはミクロネシア出身で、男性らとは親戚関係にあると判明したという。

遭難した3人は、座礁した島でヤシの実と井戸水で飢えをしのいでいた。パイケロット環礁では2020年にも同様の遭難が発生しており、その際も、遭難者が砂に「SOS」と書いていたことが救助につながった。

アメリカ沿岸警備隊ミクロネシア駐在広報担当のサラ・ミューア准尉は、「ミクロネシアの人々は航海の優れた技術と経験を持っていますが、時には事故も起こります。予期せぬ親戚との遭遇も同様です」とコメントした。

(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)

提供元・Sirabee

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