■遭難者を救出
さらに翌日の4月9日、アメリカ沿岸警備隊はパトロール船「オリバー・ヘンリー号」で、海洋からの救出に向かった。パイケロット環礁で遭難者らを救出し、約160マイル(約257キロ)離れたプルワット環礁の島に帰還させることができたと伝えられている。
遭難者らが座礁した島は、フィリピンとハワイ間にある太平洋の国のミクロネシア連邦に属しており、約250万平方キロメートルの海に、600以上の小さな島が点在するエリアだ。
上空から「助けて」の文字を発見した捜索救助活動コーディネーターのチェルシー・ガルシア中尉は、「この標識は10万3,000平方マイル(約26万平方キロメートル)以上の広い捜索エリアで、遭難者を発見するのに極めて重要であった」と述べた。