家具やインテリア雑貨などをとりあつかうIKEAを運営するイケア・ジャパン株式会社(以下、イケア・ジャパン)は、睡眠があらゆる年代の人にとって深刻な課題になっていることに着目し、2025年度(※)は「眠り」に注力すると発表しました。

※イケアの新事業年度(2025年度)開始時期は2024年9月です。

睡眠を重要視している人は多い

2023年にイケアが全世界を対象に行った調査では、全世界では55%、日本では51%の人が家での暮らしにおいて「眠り」はもっとも重要かつ健康的な活動であると考えていると答えています。

しかし、幼い子どもをもつ子育て世代、夜間の仕事や仕事の掛け持ちなどで生活が不規則になりがちな現役世代など、多くの世代において睡眠に関する課題や不満を抱えている側面もあるようです。

同調査でも、34%の人が「睡眠にもっと時間をかけたい」と回答していることからも、睡眠に十分な時間をかけられていない人が少なくありません。

出典:Life at Home Report

日本人の半数以上が睡眠に満足していない

睡眠について日本の現状を把握するため、イケア・ジャパンは7月5日、7月6日に、全国の20歳から60歳以上の男女計2,067人を対象にWebアンケート調査を実施しました。

調査の結果、56.8%という半数以上が「睡眠に満足していない」と回答しました。

また、理想の睡眠時間と実際の睡眠時間を比較したところ、理想の平均睡眠時間は約7.6時間にもかかわらず、実施の平均睡眠時間は約6.3時間となり、理想と現実で約1.3時間もギャップが生じているようです。

さらに睡眠の課題について複数回答ありで聞くと、60.1%が「起床時にぐっすり寝た気がしない」、59.4%が「起きたときに疲れが残っている」、55.8%が「眠りが浅い」となり、眠りの質に対して全体的に気になっている人が多い傾向でした。