そんななか、9月23日に行われたセリエA第5節インテル対ミラン(ミラノダービー)では、ハーフタイムにCMがなかったことが話題に。北川義隆アナウンサーが前半終了直後に「CMがありませんので、前半の印象をたっぷりと…」と解説者・細江克弥氏に話を振っているが、両者のトークを喜ぶ視聴者がいる一方で、「DAZNなんでCMないの?」「CMが入らないけど、これもセリエAの試合が一部放送休止になったことと関係あるのかな?」「視聴者数が少なすぎてCM剥がされたか、なんらかの理由でスポンサーいなくなったのかな」といった憶測も。「最近、CM枠でDAZNの宣伝が多いような気がする」といった声も挙がっている。

 なおDAZNの放映権料や月額料金値上げは、2023年10月にカターレ富山がファン・サポーター向けに開催した「第3回秋春シーズン制移行タウンミーティング」で議題に。同クラブが一時公式サイトに掲載していたタウンミーティングの報告書(現在は削除)では、「放映権料について、当初、Jリーグはダゾーンと年間視聴者数を100万人でグリップしているが、現在は40万人程度に留まっているため、ダゾーンは大赤字となっている」と記されていた。

 月額料金の値上げと同じく、広告やCMの多さでも契約者からの苦情が相次いでいたDAZN。W杯アジア最終予選・サウジアラビア代表対日本代表の独占配信を10月に控えるなか、先行きが不透明であるかもしれない。