不眠がもたらす影響
リー医師は、24時間の不眠でさえアルコール血中濃度が法定限度を超えた状態に匹敵すると説明する。さらに4日目には幻覚や妄想が現れ始めるという。以下、時間経過に伴う身体と精神への影響を詳しく見ていこう。
24時間後:疲労感、イライラ、集中力低下、反応時間の遅延が現れる。思考力の低下、食欲増進、目の下のくまも一般的な症状だ。
2日目:36時間を過ぎると、睡眠欲求が強まり、気づかないうちに30秒ほど眠る「マイクロスリープ」が始まる。集中力、学習能力、社交性がさらに低下し、記憶障害と反応時間の遅延が進行する。
3日目:48時間後には、上記の症状がすべて悪化。イライラや不安、ストレスが顕著になり、聴覚や視覚の幻覚、妄想が現れることもある。
4日目:72時間を超えると、極度の疲労感に襲われる。幻覚や妄想はより頻繁に、より激しくなる。
5日目:96時間以上の不眠は、深刻な幻覚と妄想を伴う極度の睡眠不足による精神障害につながる可能性がある。
Norme氏は、この5日間をさらに7日間上回る不眠を経験したことになる。その身体への影響は計り知れない。
健康的な生活を送るためには、適切な睡眠時間の確保が何よりも重要だということを、この世界記録は皮肉にも私たちに教えてくれているのかもしれない。
参考:Daily Star
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提供元・TOCANA
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