オーストラリアのYouTuberが、12日間連続で起き続けるという、ギネス世界記録を達成した。しかし、この偉業を祝福する声がある一方で、医師からは厳しい警告が発せられているようだ。
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記録達成の経緯と危険性
19歳のYouTuber、Norme氏は、睡眠を取らずに264時間24分という驚異的な時間を過ごした。この危険な挑戦の様子はYouTubeなどで配信され、心配した視聴者が何度も警察に通報する事態となった。さらに、ソーシャルメディアの管理者たちは、この行為を危険視し、複数のプラットフォームで配信を禁止した。記録達成時には、救急車と警察車両が自宅の外で待機する異例の事態となった。
このような長時間の不眠が身体に及ぼす影響について、Dr Fox Online Pharmacyのデボラ・リー医師は「完全な狂気です。したいのなら、これは悲惨で長引く方法です」と厳しく批判している。リー医師によると、遺伝性の致死性不眠症という極めて稀な病気があり、発症後の平均余命は3ヶ月から3年だという。「なぜ正気の人間がこのような体験をしたいと思うのでしょうか。毎晩、心地よいベッドに潜り込んで眠りに落ちることこそ、生きる喜びの一つではないでしょうか」と語る。