供給不足による価格高騰と約20年来の高水準に達した住宅ローン金利で、住宅購入者にとって厳しい環境が続いている。価格暴落のタイミングをめぐる議論が増す中、1990年代と2008年の住宅市場の崩壊を言い当てた専門家は、価格高騰は2026年まで続くとの予測を示している。
デイリーメールによると、イギリスの経済学者、フレッド・ハリソン氏は同紙の取材に、最近の住宅価格の低下は「調整」にすぎず、「以前ほど急速ではないが上昇を続けている」と説明。「大幅な下落」は2026年に始まり、2028年に収束すると語った。
ハリソン氏は、住宅バブルの崩壊は18年ごとに起きると主張する「18年住宅価格サイクル説」の提唱者で、1983年の著書『The Power in the Land』では、1989年のピークとその後の不況を正確に予測したという。2005年の『ブームバスト: 住宅価格、銀行取引、2010 年の恐慌』でも、2007年の住宅価格のピークとそれに続く暴落を予測した。2021年の著書『We Are Rent』では、景気後退が起きる前の2026年にピークに達すると主張しているという。