■ プレイステーション2は3万9800円
2000年3月4日に、満を持して発売されたプレイステーション2(SCPH-10000)。DVD-ROMに対応したことで、DVDプレーヤーとしても活躍し、なおかつプレイステーションのソフトも遊べてしまうという、ゲームファンのさまざまな要望が漆黒の本体に詰まっていました。
リリース時の価格は3万9800円。先行したセガの「ドリームキャスト」や、後発の「ニンテンドーゲームキューブ」よりも高額でしたが、当時のDVDプレーヤーが7~8万円程度であったことを考えると、”お得感”が大きく、なおかつ「ファイナルファンタジー10」「ドラゴンクエスト8」といった魅力的なゲームソフトの発売も後押しし、一気に販売台数を伸ばすことになります。
価格も本体型番の更新と共に徐々に下がっていき、最終的には1万9800円、後発の薄型モデルは1万6000円まで値下がりしました。全世界累計販売台数1億5500万台は、最も売れたゲーム機本体の記録として未だに破られていません。