町田ゼルビア所属の韓国代表MFナ・サンホは、9月21日に町田GIONスタジアムで開催された明治安田J1リーグ第31節の北海道コンサドーレ札幌戦でスタメン出場。スローインにおける札幌所属DF中村桐耶との接触シーンで注目を集めているほか、黒田剛監督の反応や山下良美主審の判定なども話題になっている。
ファン・サポーターの間で問題視されているのは、0-0で迎えた58分のシーン。札幌が自陣右サイドでパス交換をしていたところ、町田所属選手がスライディングでカット。セカンドボールを回収しようとしたが、ボールはそのままサイドラインを割る。
黒田剛監督が立つ目の前で札幌ボールのスローインとなったが、中村が両手でボールを持った瞬間にナ・サンホが至近距離に立ち、中村を倒す格好に。黒田監督が両手を挙げたほか、山下主審は笛を吹いたが、ナ・サンホにカードは提示されず。札幌側からは「(カードを)出さないと荒れますよ」といった声も飛んだ。
インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継で解説担当の永井雄一郎氏は、ナ・サンホの行為について「カードの対象となってもおかしくないようなプレー」と指摘。DAZNの中継映像で当該シーンのみを切り取った動画がネット上で拡散されると、「わざとなのでは?」「これは酷いプレー」「サッカー見に来ている子供たちがどう思うか?」といった声が飛んでいる。
また批判の対象はナ・サンホだけでなく山下主審にも。「なぜナ・サンホにイエローカードを出さないのか分からない」「カードを出してゲームコントロールしないといけないのでは?」などと指摘されている。
くわえて両手を挙げた黒田監督の反応を巡って、「あからさまに手を使って邪魔する選手は勿論なんだが、スローインの邪魔になる位置にいるにも関わらず全く動こうとしない黒田監督すごいな」「黒田監督が手を広げてやられた側のリアクションをしている意味がわからない」といった意見も挙がっている。