Allied Market Researchの報告によると、「オンライン&バーチャルフィットネス市場」は2022年に149億ドルと評価されている。その後、2023年からは32.7%という高いCAGRで成長を続け、2032年までに2,507億ドルに達すると見込まれている。

この分野で市場シェア首位の地域は北米で、Statistaの調査ではアメリカにおける「デジタルフィットネス」セグメントのユーザー数は2018年の6,300万人から2023年には1億4,500万人に増加したとのこと。アメリカ人のほぼ半数がバーチャル ワークアウトやその他のデジタルソリューションを利用している状況ともいえそうだ。

AI搭載マッサージローラーもプロジェクト成功

多忙な成人の運動不足は日本でも課題となっている。スポーツ庁のスポーツ基本計画では「成人の週1回以上のスポーツ実施率が70%になること、成人の年1回以上のスポーツ実施率が100%に近づくこと」を目指しているが、令和4年度調査の結果をみると「20歳以上の週1回以上のスポーツ実施率は52.3%」だ。

ひとりでは運動を習慣化できないという人も、“AIのパートナー”がいれば定期的な運動が可能になるかもしれない。

ちなみに、クラファンサイトKickstarterではAI搭載マッサージローラー「RheoFit A1」のプロジェクトが大成功を収めたばかり。AIダンベルで筋トレした後に、AIローラーで筋肉をほぐすまでをセットにすると捗りそうだ。

Image Credits:RheoFit

(文・Techable編集部)