19日に放送されたNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、寅子(伊藤沙莉)の同期生・涼子(桜井ユキ)が抱いてきた思いが判明。38年越しのロングパスに心温まる視聴者が続出している。

■涼子の心の中には…

1971年(昭和46年)冬、晴れて司法試験に合格した涼子。報告のため寅子の自宅を訪れ、よね(土居志央梨)と3人で話をするが「私、司法修習を受けるつもりはございませんの」という。

涼子にとっての司法試験合格は「強いて言うなら、世の中への私なりの“股間の蹴り上げ方”かしら」と言い、「私を、すぐにかわいそうで不幸な存在に落とし込もうとする世の中に。弁護士になれなかったんじゃない。ならなかった…。この先、弁護士になるもならないも、私の手の中にある。せめてそうしたかったの」と胸の内を明かす。

今後は司法試験を目指す若者に法律を教える場を作りたいという涼子は、喫茶店を経営するようになって以来「いつも心によねさんを住まわせて生きておりましたのよ」といい、「弱音を吐きそうになるといつも心のよねさんが叱咤してくださるの」と笑った。