■「フライは揚げたもの」で「カツは焼いたもの」

もともとは、フライは揚げたもので、カツは焼いたものだったという。フライは油をたっぷり使って高温で揚げた料理を指す。一方、カツには語源となった「コートレット」というフランス料理ではたっぷりのバターを使って牛肉を揚げ焼きにする。この料理名が転訛して「カツレツ」と呼ばれるようになったようだ。

しかし、コートレットもフライと同じように小麦粉や卵、パン粉をまぶしてからバターを溶かしたフライパンで揚げ焼きにすることから、出来上がった姿はフライとなんら変わらないように見える。