■信者に何の教えも与えない聖者
ティルヴァンナーマライの寺院の町は、タミル・ナードゥ州で最も尊敬される場所の1つであり、この場所がトピ・アンマに神秘的な魅力を付与していることは間違いないようだ。
政府の地区情報ウェブサイトによると、ティルヴァンナーマライはインド最古の遺跡の一つであり、シヴァ主義の中心地でもある。 「アルナーチャラの丘とその周辺は、タミル人によって何世紀にもわたって大切にされてきた」と記されている。
この地を訪れた多くの人々はトピ・アンマに敬意を払い賞賛しているが、彼女が精神疾患に苦しんでおり、緊急の医療援助が必要だと指摘する声も少なくない。
確かにトピ・アンマは信者たちをほとんど無視しており、自分が神秘的な力を持つ完璧な存在として崇拝されていることを理解していないようにも見える。彼女はただ漫然と路上で一日を過ごし、どこに行っても数十人の信奉者が彼女の後を追って続いていく。
数々のビデオでトピ・アンマが信者たちから食べ物を受け取り、それを食べている様子が綴られているが、トピ・アンマは信奉者に何の“教え”も与えてはいないようだ。
はたしてトピ・アンマは聖なるシッダなのか。それとも精神疾患を抱えたホームレスなのか。いずれにしても彼女の健康を鑑みれば、地方行政当局か地元の宗教組織がすぐにでも保護すべきだとは思うがいかがだろうか。
参考:「Oddity Central」、「India Today」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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