■「こういう会社で働きたい」
本文に「『会社のおごり自販機』導入されました。こうやって社員2人でタッチをすると1日1人1本、会社のおごりで飲める代物です!」「今月中には全拠点に導入される予定です。社員同士のコミュニケーションが生まれるし、熱中症対策にもなるし嬉しいですね」と綴られた同ツイートは、投稿から数日で2,000件以上もの「いいね」を獲得するほど大きな話題に。
他のツイッターユーザーからは「うちの勤務先にも置いてほしい!」「和気藹々として楽しそう」「こういう取り組みをしてくれる会社だと、頑張って仕事するぞ! ってモチベーション上がるよなぁ」など、称賛の声が相次いでいた。
やはり「会社のおごり」という6文字は、かなり衝撃的且つ印象的である。そこで今回は話題の自販機の詳細をめぐり、同自販機を展開する「サントリー食品インターナショナル株式会社」ならびに、ツイートを投稿したMTCに詳しい話を聞いてみることに。
■「自販機誕生の経緯」に思わず納得
同自販機の誕生経緯について、サントリー担当者は「働き方が多様化してリモートワーク化が加速する中で、上司・部下・同僚間での仕事以外のコミュニケーション機会が減っていることを課題と捉え、その課題に対し、いつでも手軽に飲み物が買える自販機を通じて職場内のコミュニケーションのきっかけをさらに増やせないかと考え、『社長のおごり自販機』を開発しました」と説明している。
2021年10月より首都圏エリアでサービスを開始し、22年5月からは範囲を全国に拡大。ちなみに名称は、今回の「会社のおごり」のように要望に合わせた文言の変更が可能で、他にも働き方やコミュニケーションの目的に合わせて「おごりモード」にできる曜日・時間・利用上限数などのカスタマイズも見逃せない。
さらには「同じ相手との利用ばかりにならない」ように条件設定も可能と、痒い所に手が届くサービス内容となっているのだ。
新型コロナウイルスが落ち着きつつある現在、オフィス回帰の流れが強まった影響もあってか、担当者は「今年に入って問い合わせ件数が飛躍的に増えていて、既に200台以上が設置されています」とも説明している。