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【日産 VK56DE】大排気量・高出力のSUV・ピックアップトラック向けV8
【トヨタ 2UR-GSE】トヨタのもっともパワフルなV8
【日産 VK56DE】大排気量・高出力のSUV・ピックアップトラック向けV8
日産のVK56DE型5.6L V8エンジンは、大型ピックアップトラックやSUVに用に開発されたエンジン。それまで信頼性が高いとアメリカで評判だったVK45DEの排気量を拡大し、さらなる高出力・高トルク化を果たしたのがVK56DE型です。
日産のピックアップトラックがアメリカで人気だったのは、V8 OHVエンジンを多く採用するアメリカ製ピックアップトラックに対して、高出力を得やすかったことも一因といえるでしょう。
VK56DEは、2003年に登場したピックアップトラックのタイタンなどに搭載。その後もSUVのパスファインダー、アルマーダ、インフィニティQX56などに搭載され10年にわたってアメリカの大型ピックアップトラック市場を牽引してきました。
なお、ル・マンやGT1選手権、ダカールラリーなどのレースエンジンとしても690PS以上にまでチューニングされたVK56DEが用いられています。
【トヨタ 2UR-GSE】トヨタのもっともパワフルなV8
UR型は、UZ型を承継する5.0L V8エンジン。トヨタ センチュリーやレクサス LSに搭載される2UR-FSEをベースとして、ヤマハと共同で開発されたスポーツユニットが2UR-GSEです。
高圧縮自然吸気5.0L V8直噴・ポート噴射併用エンジンの2UR-GSEには、ポンプによってエンジンヘッドから強制的にオイルを吸い出し、高速旋回時でも安定して油圧を確保できる機構が組み込まれて、2008年に登場したレクサス IS Fに初搭載。
また、アメリカンV8と同じクロスプレーン型クランクシャフトを採用しながらも、フラットプレーン型クランクシャフトを採用するフェラーリV8のような滑らかな回転上昇と、澄んだエンジンサウンドも2UR-GSEの特徴です。
その後もGSやRCなどのレクサスFモデルおよびレクサス LCに搭載され、2022年8月発売されたレクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンスにも、481PSまで出力が引き上げられた2UR-GSEが搭載されています。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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