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優れたV8エンジンは日本にも存在する
【トヨタ 1UZ-FE】これなくして今のレクサスはなかったかも

優れたV8エンジンは日本にも存在する

【V8大国アメリカが認めた】日本の自動車メーカーが製造した最高のV8エンジン
(画像=©Christopher Dodge/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

V型8気筒エンジンといえば、真っ先に挙がるのはドロドロと身体に響く排気音が特徴のアメリカンV8エンジン。しかしV8エンジンは、アメ車だけでなく世界中の車に搭載されており、もちろん比較的小排気量エンジンが主流の日本にも優れたV8エンジンは存在します。

V8大国アメリカが認める、日本メーカーが製造した優れたV8エンジン3基を紹介します。

【トヨタ 1UZ-FE】これなくして今のレクサスはなかったかも

1UZ-FEは、1989年にアメリカで販売開始されたレクサスとなるLS400およびセルシオのために開発された4.0L V8 DOHCエンジンです。

当時のアメリカではDOHCを採用するV8エンジンは希少な存在でした。さらに1UZ-FEはオイルパンまでがアルミ合金性として軽量化を図ることで、十分な動力性能を確保しながら高いレベルでの低振動・低騒音・低燃費を実現しています。

なかでも振動に関しては、レクサス LSのボンネットの上にシャンパンタワーを組み上げた状態でエンジンを始動しても、回転を上昇させてもグラスからは滴ひとつこぼれないほど高く、その様子を撮影したテレビCMがアメリカで放送されたことで、新参者のレクサスが一躍注目を集めるきっかけとなりました

1UZ-FEはその信頼性の高さと低振動でアメリカはおろか、メルセデス・ベンツやBMWまでをも震え上がらせ、その後の車両開発に大きな影響を与えたとされる逸話も残っています。