請負業者は見た――。米軍基地に出入りしていた請負業者の親子は軍の地下施設で空中に浮遊する“モノリス”を見たと証言しているのだ。
極秘の地下施設に宙に浮く“モノリス”
2023年6月12日、ワシントンD.C.のナショナル・プレスクラブで開催された「ディスクロージャー・プロジェクト」イベントでは元医師でUFO研究家のスティーブン・グリア博士に紹介された6人の勇敢な内部告発者によって、政府の隠蔽工作を暴く説得力のある情報が共有された。
イベントの中で最も説得力のある証言の1つは、1997年から2013年までノースカロライナ州フォートブラッグで米陸軍に勤務した退役軍人、DC・ロング氏によってなされた。彼は戦闘中に飛び降りた際に受けた負傷のため止むなく軍を退役したのだった。
彼の父親はフォートブラッグの政府請負業者でもあり、米軍基地でも仕事をしており、退役後のロング氏は父と共に引き続き軍に関係する仕事を続けることになった。
ロング氏と父親は2010年末か2011年初め、ノースカロライナ州フォートブラッグの「レンジ19(Range 19)」として知られる米陸軍の機密施設を仕事の用件で訪れたのだった。
到着すると父子は2人のスタッフに導かれて貨物用エレベータで地下施設に案内された。この施設に屋内実弾射撃場を設置する計画があり、業者として招かれた父子は現地を下見をすることになっていたのである。
最初は普通の場所に見えたが、すぐに彼らは奇妙な光景を発見した。屋内にはコンテナのような一枚の大きく分厚い石板があったのだが、よく見ると地面から30センチほど浮いているようなのだ。石板の長さは6メートルほどで、高さは2メートルほどであった。もしタテに建っていたならば“モノリス”のようにも見えた。また石板の上には奇妙な黒い箱が乗っていた。石板から少し離れた場所にはテントほどの大きさの岩が2つ配置されていた。
この地下施設に降りた時から奇妙な振動を身体に感じていたロング氏だったが、この石板に近づくほどに振動の感覚が強まってくることを理解した。
石板の近くまで来たロング氏はしゃがんで床と石板の間を覗き込んでみたが、すべて向こう側が見渡せて支えるものはいっさいないことを確認した。
それにしてもこのような石板をこの地下施設に運び入れるのは人間の力では何人いたとしてもまず無理であると思えた。
「それは花崗岩の板のように見えました。しかしその光沢が私の注意を最も惹きつけました。表面は滑らかで半透明で、その後ろに何かがあるような感じでした」(DC・ロング氏)
父子はまるで“モノリス”のような巨大な一枚岩に当惑しつつも、この巨石には興味をそそる不思議な魅力があったという。