世の中には「あれ、どっちだったかな…」とおぼろげに記憶してしまう事象が多々あるが、その正式名称が誕生した「背景」を知ると、思わず納得してしまうもの。賢明なる読者には既知の事実として映ったり、「細かすぎるだろ!」とツッコミを入れたくなるケースもあるかと思うが…決して少なくない人々が「誤って記憶している事象」の正体について探っていきたい。
今回取り上げるのは、JR駅構内の売店「KIOSK」の読み方についてである。
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■KIOSKの日本語表記、なんと読む?
関東在住の記者にとって「KIOSK」の読み方は「キオスク」1択である。しかしある日、こちらを「キヨスク」と発音する勢力の存在を知ったのだ。
そこで今回は、全国の10〜60代の男女1,000名を対象として「同店舗の読み方」に関する調査を実施することに。調査の結果、全体の51.6%が「キオスク」、残る48.4%が「キヨスク」と回答していることが明らかになった。
年代ごとの回答を見ると、最も「キオスク」の回答割合が大きいのは10〜20代だが、次点は50代となっており、年代ごとの回答傾向にはあまり法則性がないのだろうか。
となると、次に考えられるのは「地域ごとの特色」である。そこで今回は、駅構内の売店事情について「株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネット」と「株式会社JR東日本クロスステーション」に詳しい話を聞いてみることに。その結果、KIOSKをめぐる「意外な事実」が明らかになったのだ…。