■風切羽根をカットしバランスを崩す

動物園のフラミンゴは屋根のない飼育ゾーンでその姿をよく見かけるが、脱走することがないように、園によっていくつかの方法で飛べないようにしているようだ。

その1つは、翼や翼を伸ばすための腱を切ったり、片側の風切羽根を短く切って左右のバランスを崩したりして飛べなくする方法だ。後者の場合は切ってもいずれ生え変わるため、その都度切る必要がある。

北海道の旭山動物園では、たまたま風切羽根が生えそろった状態のフラミンゴが脱走して捕獲作戦が繰り広げられたことがあり、現在は定期的な羽根のチェックを行っているそうだ。