■「ことの経緯」に思わず納得…!

今回のツイート投稿までの経緯について、ぎーすけさんは「(店頭の)前列の商品のみ破損していました」「当初は注意喚起のつもりで、店頭で撮った写真と文章のみでツイートしようと思いましたが、それだけだとたくさんの方に届かない気がしまして…」と前置きしつつ、「自分らしく『言葉』ではなく『お菓子作り』で何か表現できないかなと思い購入しました」と振り返っている。

ダイソー店頭、商品の無惨な姿に怒りの声上がるも… 「奇跡の転生」に称賛相次ぐ
(画像=『Sirabee』より引用)

じつはぎーすけさんは「自分の店を持つこと」を目標に掲げ、ユニークかつかわいらしい自作お菓子の写真を、SNSに多数投稿している人物だったのだ。

ダイソー店頭、商品の無惨な姿に怒りの声上がるも… 「奇跡の転生」に称賛相次ぐ
(画像=『Sirabee』より引用)

そんな「お菓子を愛する」人物であっただけに、店頭で遭遇した光景については「お客さんがつい触って割ってしまったのかと思いますが…。割れたのは仕方ないにせよ、放置されてることにモヤモヤとし、悲しい気持ちになりました」と表情を曇らせる。

ダイソー店頭、商品の無惨な姿に怒りの声上がるも… 「奇跡の転生」に称賛相次ぐ
(画像=『Sirabee』より引用)

なお、破損したどくろたちの断面部分はチョコレートを塗って接着。亀裂部分に使用された星や絆創膏はケーキのデコレーションにも使用される「プラチョコ」という細工を採用しているそう。

こちらのプラチョコはチョコレートや水あめを混ぜて作成されており、治療方法を聞いただけで美味しさが伝わってくる、じつにユニークな作品であることが改めて伺えたのだ。

また、ツイートに寄せられた「綺麗な商品と交換するか(レジで)聞かれなかったのですか?」という質問に対し、ぎーすけさんは「レジでバーコード面を上にして渡したので、割れていることにスタッフさんが気付くことなく購入しました」という回答を寄せている。

■大創産業も、思わず感動

続いて、大創産業に話題のツイートを確認してもらうと、件の商品「デコカップ」シリーズは今年の9月中旬ごろから展開されたばかりのもので、ブラックとパープルの2種類を展開していることが判明。

また同社担当者は、ぎーすけさんの粋な計らいに対して「ツイートを拝見させて頂き、割れてしまったデコカップをこんな風に素敵にかわいくアレンジして頂けたことに驚きました。ありがとうございます」と、感謝のコメントを寄せていたのだ。

とは言えやはり「商品が破損している」というのはイレギュラーな状況であるため、「破損している商品などがありましたら、遠慮なくお近くにおりますスタッフにお声がけ下さい」とも補足している。

ダイソー店頭、商品の無惨な姿に怒りの声上がるも… 「奇跡の転生」に称賛相次ぐ
(画像=『Sirabee』より引用)

お菓子に対する愛情が生んだ「逆転の発想」とも呼ぶべき、思いやりの結晶のような作品。こちらの誕生経緯を受けて「店頭の商品は丁寧に扱うもの」という考えが、少しでも多くの人の心に根付くと良いのだが…。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

提供元・Sirabee

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