UFO墜落事件直後に創設された「キャビネットRS/33」
ピノッティ氏に送られた他の文書は、UFOの残骸とされるものの回収と研究を管理するためにイタリアの独裁者によって設立されたとされる「キャビネットRS/33」、または 「RS33キャビネット」と呼ばれる謎の政府部門について言及している。
ピノッティ氏によると「キャビネットRS/33」はノーベル賞を受賞したラジオの発明者でグリエルモ・マルコーニ氏が率いていたという。イタリアが誇る発明家でエンジニアのマルコーニ氏にUFOの残骸を調査、分析させたのだろうか。
ピノッティ氏は謎の文書をつなぎ合わせ、ミラノの衛星都市マジェンタ郊外にある航空機製造会社「SIAIマルケッティ」の格納施設にUFOの残骸が保管されている可能性が高いことが突き止められたと説明している。
これらの文書が偽造されたものである可能性はないのだろうか? ピノッティ氏は1936年日付の文書の1つを法医学専門家に検査させたところ、その紙とインクは当時のものであることが判明したという。文書の少なくとも一部は本物であることが確認されたことになる。
ピノッティ氏の見解には懐疑的な見方もあるのだが、2017年までペンタゴンのAATIP(高度航空宇宙脅威特定プログラム)のディレクターであったルイス・エリゾンド氏は「この事件は我々が真剣に受け止めてきたことであり、今後も真剣に受け止め続ける」と「Daily Mail」に語っている。
「Daily Mail」の記事では“史上初のUFO墜落事件”で墜落したUFOについての話が祖父の代から家族内で語り伝えられているというマルコ・ネグリさんを紹介している。
祖父のピエトロ・ネグリ氏によれば、1933年のUFO墜落事故の直後、ファシスト党の秘密警察が周囲の都市に派遣され、目撃者に厳しく緘口令を命じたというのだ。そしてUFOの残骸の中からは2体の「子供サイズ」の金髪のエイリアンの遺体が発見されたという。
いずれにせよ90年前にイタリアで起きたとされる“史上初のUFO墜落事件”ついて新たな動きが見られているのは興味深い限りだ。実はアメリカ以上にUFOの“ホットスポット”であるかもしれないイタリアのUFO事情について引き続き注目していきたい。
参考:「Daily Mail」ほか
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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