圧迫面接③:否定的な言動
応募者の回答に対して、面接官がことごとく否定的な反応をする。応募者は次第に自信がなくなり、発言しにくくなる。人格を否定されたと感じる人もいる。
圧迫面接④:「なぜ」を繰り返す
質問の回答に対して、「なぜ」「どうして」を繰り返し問い続ける。深掘りしたい意図がある場合もあるが、しつこく「なぜ」「どうして」を繰り返されると、返答に詰まってしまう。
圧迫面接に対抗するテクニック
もし応募先で圧迫面接をされた場合には、どのように対応すればいいだろうか。対抗するテクニックを3つ紹介しよう。
テクニック①:芝居だと考える
面接官の言葉を真に受けて、ムッとしたり大声で言い返したりしないことが重要だ。面接官も自分の本意ではなく言わされているだけなのだ、と考えるといいだろう。自分も芝居の役者になったつもりになれば、冷静に対応することができる。
テクニック②:イエス/バット法で話す
否定的な言葉に対して、まずはいったん受けとめる姿勢を見せ、そこから少し違った角度で回答するのが基本的な対応となる。面接官の否定の言葉に真っ向から対抗することは、言い合いになる可能性があるのでNGだ。
テクニック③:無言にならない
否定されたり、威圧されたりすることに慣れていないと、どう反応していいのかわからず、無言で固まってしまう人もいるだろう。自分が否定されたのではなく圧迫面接をしているだけだ、と冷静に考え少しでも反応することだ。
圧迫面接を受けた場合は入社を再考すべき
最近は企業側もコンプライアンス重視の傾向やネット上で炎上するのを避けるため圧迫面接を行わなくなっている。
もし、未だに圧迫面接をしているようであれば、その企業は時代の変化に対応していない可能性が高い。企業から内定が出たとしても、入社はよく考えたほうがいいだろう。
文・本山直樹(HR専門ライター)
ヘッドハンターや求人広告の営業職を経て独立。現在はHR領域を専門としたフリーランスのライターとして活躍中。大手HR企業のオウンドメディアや求人サイト等にて多数の執筆経験あり。