目次
エンジンブレーキを活用できるシーン
難しく考えなくてもOK!ポイントは2つ
エンジンブレーキを活用できるシーン
急な下り坂
下り坂では、アクセルペダルを踏まなくても惰性で速度はどんどん上がっていきます。
それを少しでも抑えようとして、フットブレーキを踏み続けると、前述したようなフェード現象やベーパーロック現象が発生して危険です。
坂に差し掛かったら、速度が上がる前にギアを1段下げておきましょう。MT車であれば、例えば4速で走行していたら3速に下げます。AT車であれば、Dレンジを2レンジに下げます。
こうすることで、フットブレーキを踏み続けなくても、速度を抑えることができます。
ただし、エンジンブレーキでも速度が抑えられない場合には、フットブレーキを補助的に軽く踏んで、速度を抑えるようにすれば心配いりません。
高速道路
高速道路でフットブレーキを踏むと、急激に減速してしまうことがあり、後続車から追突されてしまう可能性があります。
エンジンブレーキはフットブレーキよりも緩やかに減速できるため、高速走行中に前車との距離が縮まりそうな時や、本線車道から流出するような時は、エンジンブレーキを使って緩やかに減速しましょう。
ただし、渋滞時や危険回避のためにやむを得ない場合は、ためらうことなくフットブレーキを使うようにしてください。その際、必ずルームミラーなどで後続車がいないか確認しましょう。
難しく考えなくてもOK!ポイントは2つ
今回の記事では専門用語などが出てきましたが、エンジンブレーキのことばかり意識していると、ギア操作に気を取られ、メーターにばかり目がいってしまいがち。
なんとなく難しそうと思った人も、以下2点だけおさえていれば問題ないでしょう。
- アクセルペダルを踏まなくてもブレーキは少しかかっている
- フットブレーキをいつまでも踏み続けるのは危険
ドライブ中、急な坂道に差し掛かったら、高速道路を走ったら、ここで紹介したやり方やコツを思い出して実践してみてください。
文・室井大和/提供元・MOBY
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