ファンティック・ファクトリーレーシング MX2
高音多湿の上、ぎりぎりになってのスケジュール変更で、中国 GP は非常に厳しいレースとなった。デビッド=ブラセラスはそれでもいい走りを見せて計時予選で 10 位に。カイ=カラセメーカースは 1 周目の失敗を回復するのに手間取って 14 位で予選を終えた。

レース 1、ブラセラスはスタートが決まってトップ 10 に食い込むと、ポジションを維持しながらの我慢のレースでリザルトは 11 位に。カラセメーカースはさらに厳しいスタートで出遅れたものの、食い下がっての 14位となった。

ファンティック XXF250 に乗る二人のファクトリーライダーは、レース 2 ではスタートから 7 位-8 位を走行。ブラセラスは 15 分ほどポジションをキープしたまま前をうかがっていたが、クラッシュしてリタイヤの憂き目にあってしまった。一方カラセメーカースは手堅い走りで 10 位に。総合 11 位と、もう一つでトップ10 に手が届くところでレースを終えることになった。

カイ=カラセメーカース:中国は 1 日のレースになってしまった。トラックはハードパックでハイスピード。予選ではいいラップを刻むことができなかったよ。でもレース 1 では 13 位と徐 々に調子は上がってきていたんだ。レース 2 はいいスタートを切れて、レースのほとんどをトップ 8 で走ることができた。最後の 3 周でポジションを落として 10 位になったけど、悪くない結果だと思うよ。2 週間後の最終戦に向けてチームとともに全力で挑むよ。

デビッド=ブラセラス:今回の GP のフォーマットはいつもとは全く違うことになって、タイムスケジュールもタイトでやり直しが効かない結果になってしまった。でもフィーリングは悪くなくて、レース 1 では 10 位からのスタートで終始トップ 10 を争いながらの 11 位だったんだ。レース 2 はスタートも決めて 7 位に上がり、そのポジションで 15 分ほど走ることができた。ところが岩にヒットしてコースアウトし、バイクはダメージを負うし僕自身も足をやられるしで、レースを続けることができなかったんだ。トップ 10 圏内でレースを終える自信があっただけに、本当に残念な結果になってしまったよ。でも最終戦は僕のホーム GP、スペインだからね、いい結果のために頑張るさ。