Image Credits:AIfleet

またドライバーには毎週帰宅できるというオプションも用意。もしドライバーが毎週の在宅時間を希望する場合、最低34時間の自宅滞在も保証。同社公式サイトでは、家族との時間を確保できたという多数のドライバーたちのエピソードが掲載されている。

就労条件は厳しく設定、信頼性も重視

もちろん同社はドライバーだけでなく、荷物を送る人からの信頼性も重視している。AIfleetのドライバーには誰しもがなれるというわけではない。

たとえば大型車の運転経験、交通違反歴など就労条件は細かく審査される様子がうかがえる。“大型免許を取りたて”の人が働ける環境ではなく、他での過酷な労働環境に不満を感じて退社した優良運転手を救いあげているようにもみてとれる。

シリーズB投資ラウンドで1,660万ドルを調達

AIfleetは9月10日、Heron Rock FundのTom Williams氏が主導したシリーズB投資ラウンドで1,660万ドルの資金を調達したことを発表。これにより同社の総資金調達額は約5,000万ドルに達した。

同社の共同設立者兼CEOであるMarc El Khoury氏は、「フルトラック輸送の市場規模は4,000億ドルだが、50万社の運送会社が存在し、最大手でも市場の1%にも満たない、非効率で断片化された市場だ」と指摘したうえで、「トラック運転手不足によって生じるひずみを緩和し、トラックの輸送効率を根本的に改善する技術を開発することで、ドライバーの労務環境に“人間らしさ”を取り戻すことにもつながっている」と言及している。

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ちなみにAIfleetのAIは、現時点で1台のトラックにつき1週間あたりじつに“20京通り”もの組み合わせを管理しているという。これは1週間あたり25万個の積み荷(年間200億ドル相当)に換算できる。

同社に今回出資したVolvoグループの発表で、Volvoグループの投資家であるJoe Darcy氏は「彼らは、トラックの利用効率を高めるだけでなく、ドライバーが最適な労働環境を得られるよう努めている」と語っている。