■月の秘密
オルタナティブメディア「Collective Evolution」の記事(8月10日付)は月が人工天体である可能性に触れている。月は太陽と並ぶ馴染み深い天体であるが、どのように形成されたのかについては謎が多い。太陽系ができた時に地球と一緒に作られたという説、どこかから飛んできた小惑星が地球の重力に捕らえられたという説、地球と天体がぶつかってその破片から生まれたという(ジャイアントインパクト)説など、諸説提唱されており、ジャイアントインパクト説が最も有力とされているが、まだ確証はないのだ。
また、月の表面や内部の構造についても不明な部分が多い。月の内部が空洞になっているという説はかねてから存在している。1960年代のアポロ計画のデータにもそれを裏付けるようなものが存在し、NASAの科学者ゴードン・マクドナルド氏も当時、月空洞説を支持する論文を発表している。
そもそも月は、地球にとって都合が良すぎる天体だ。地球の自転を遅くし、惑星全体の気候を安定させ、飛んでくる小惑星や彗星から盾となる。月がなければ、地球上に生命は生まれなかったとも言われているくらいなのだ。さらに、地上からの見かけ上の大きさは太陽とほぼ同じ。こんな偶然がありうるのだろうか?
そこで浮かび上がるのが人工天体説である。太古の昔、地球を生命の繁栄する星にしようとやってきたエイリアンが意図的に月を作ったというのである。「Collective Evolution」の記事は、古代シュメールの伝説もそれを暗に示していると指摘する。太陽系には巨大な天体「ティアマト」が存在していたが惑星「ニビル」と衝突し、その破片が地球と月となったという解釈である。シュメール神話の神々であるエイリアンたちは、わざとこのような大災害を起こし、月と地球を作ったというのだろうか。そして今なお、月を支配しているのだろうか。
最も近くにありながら今なお大きな謎を秘めた天体、それが月である。ウェアリング氏の指摘が正しいなら、月を支配する者たちは地球からの干渉を拒んでいるようだ。月の秘密を我々が知る日は、一体いつのことになるのか。その日が来るのを待ちたい。
参考:「UFO Sightings Daily」「Lunar and Planetary Institute」ほか
※当記事は2018年8月の記事を再掲しています。
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提供元・TOCANA
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