整備されたトレイルを登ってゴールデン・ゲート・ブリッジの入口へ
クリッシーフィールドの海岸を西へ歩くと、桟橋の「トーピード・ワーフ」と各種のお土産が揃う「ウォーミング・ハット・パーク・ストア」が現れます。
桟橋の上からは迫力のあるゴールデン・ゲート・ブリッジがのぞめるうえ、物怖じしないカモメがひっきりなしにやってくるため、写真を撮る人々に人気です。
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<ゴールデン・ゲート・ブリッジを見渡せるトーピード・ワーフ>
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<おみやげが充実しているウォーミング・ハット・パーク・ストア>
ウォーミング・ハット・パーク・ストアの前には、ゴールデン・ゲート・ブリッジへの案内板が立っています。指示の方向へ歩くと、かつては砦だった高台へと続く「Battery East Trail」の階段へと続きます。よく整備されたトレイルの周囲には、美しい色合いの花がいっぱい。鮮やかさに目を奪われます。
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<Battery East Trailの階段>
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<トレイルを彩る花のむこうに橋の支柱が見える>
トレイルの途中には、サンフランシスコ側から対岸へ向かってまっすぐに伸びる、ゴールデン・ゲート・ブリッジを見渡せるスポットもあります。高さ227mもある橋の支柱が迫力!ここで記念撮影すれば、思い出になること間違いなしです。その先にはいよいよ、ゴールデン・ゲート・ブリッジの入口が待っています。
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<対岸へ向かってまっすぐにのびるゴールデン・ゲート・ブリッジ>
ゴールデン・ゲート・ブリッジを歩いて渡る!歩行者は東側の歩道へ
ゴールデン・ゲート・ブリッジの徒歩のコースは、東側の歩道 (サンフランシスコ湾側) のみになります。営業時間は季節によって異なり、夏時間(3月初旬から11月初旬)は5:00~21:00、標準時は5:00~18:30に歩いて渡れます。
東側の歩道は自転車も通行できるため、「歩行者は欄干寄り」「自転車は車道寄り」を進むよう、路面に表示されています。自転車の制限速度は時速15マイル、主塔の周囲では時速5マイル。
世界各国の人々が、お互いに譲り合いながら通行しており、ここがただの橋でなく、サンフランシスコきっての名所であることを実感します。
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<ゴールデン・ゲート・ブリッジのサンフランシスコ側の入口>
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<歩道の表示。歩行者は東側の欄干寄りを歩く>
橋を渡り始めると、一気に視界が開けます。すぐ右にはサンフランシスコ湾、左側の車道の向こうには太平洋が広がり、まるで大冒険に出たような気分。歓声を上げたいほどの爽快さですが、橋の上はかなり風が強い!この海峡は霧が出やすく、天気が変わりやすいため、夏でもジャケットなど防寒着の準備をおすすめします。この日も晴れたり曇ったり、小雨がぱらついたり、めまぐるしい空模様の中を歩きました。
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<マリン郡に向かって歩道をひたすら歩く>
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<歩道の右側に広がるサンフランシスコ湾>
ところでゴールデン・ゲート・ブリッジという名前は、この海峡が、1846年に「ゴールデン・ゲート海峡」と名付けられたことにちなむものです。金色の橋ではありません。この鮮やかな橋の色は、正式には「インターナショナルオレンジ」と称されるものだそうです。橋を渡りながら巨大な朱赤の主塔を目の前にすると、さらにワクワクしてきますよ。
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<サンフランシスコ側の主塔>