欧州での評価が上昇している日本人選手だが、良いことばかりではない。海外で結果を残せず、2,3年でJリーグに復帰するというケースが相次いでいるだけに、原博実氏(大宮アルディージャのフットボール本部長)の息子である原大悟氏は、2024年1月の時点で以下のように投稿していた。

 「藤井陽也、後藤啓介、明本考浩などこの冬でもベルギーリーグへの加入が続々。これでベルギーリーグの外国籍選手の人数はフランスに次いで2番目に日本が多くなったそうです。日本人選手の価値爆上がりの理由、現地メディアによると、選手のクオリティはもちろん、同じチーム日本人選手がいるとフィットが早くなること、さらにはベルギーで活躍できなくてもJリーグのチームが買い戻してくれる事も多いのでリスクがほとんどないと書いてありました」

 この夏も、MF本間至恩がベルギー1部クラブ・ブルッヘで構想外となり、浦和レッズへ移籍するなど、一部の若手選手がJリーグへ復帰。“ローリスクハイリターン”と位置付ける欧州クラブの日本人選手獲得戦略に、一部のファン・サポーターは複雑な思いを抱いているはずだ。