「青田買い」と「青田刈り」は混合されやすい!?
一節には、「青田買い」と「青田刈り」は混合されやすい表現だともされています。
では、実際のところはどうなのでしょうか、平成16年度に文化庁が行った「国語に関する世論調査」からその実態について見ていきましょう。
文化庁による調査結果
「青田」という言葉をどちらも含むことから、「青田買い」と「青田刈り」は混合されやすい傾向にあるといえるようです。
文化庁による平成16年度に行われた「国語に関する世論調査」では、「青田買い」を本来の使用する人が29.1%しかいないという回答結果が出ました。
そして、「青田買い」の意味で「青田刈り」を使用するという人は34.2%いるという結果になっています。
当時は誤用が目立つ結果だったと言えます。
「青田買い」の意味が再認識されている?
一方で、後年の調査では「青田買い」の意味が再認識される傾向が見えてきます。
平成26年度の「国語に関する世論調査」では、「青田買い」を本来の意味で使用する人が47.4%と、18%以上増えていました。
対して、誤用である「青田刈り」を使用する人については31.3%に減っているという結果が出ています。