新入社員採用の場などで用いられる「青田買い」。
学生に対して早い時期に内定を出す、といった意味合いのこの言葉と同じく「青田」という語句を含む「青田刈り」という表現があります。

意味合いこそ全く異なるこの2つの言葉について、それぞれ見ていきましょう。

目次
「青田買い」とは
「青田買い」の意味
「青田買い」の由来
「青田刈り」とは
「青田刈り」の意味
「青田刈り」の由来
「青田買い」と「青田刈り」は混合されやすい!?
文化庁による調査結果
「青田買い」の意味が再認識されている?
まとめ

「青田買い」とは

「青田買い」とはどんな意味?「青田刈り」との違いとは?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここでは「青田買い」の意味や成り立ちについて解説します。

「青田買い」の意味

「青田買い」、そのものは青々とした状況の田んぼを見て収穫量を見越すことで米を早めに買うことをあらわしています。
それが転じて、会社や企業が早い段階で学生の可能性を見越すことで内定を出すことを意味するようになりました。

近年では、就職活動の場に限らず、可能性のあるものを見越して先に買ったり仕入れたり導入しておくこと全般に対して用いられる表現となっています。

「青田買い」の由来

可能性を見越して事前に買う事を意味する「青田買い」。
その由来は、本来の意味合いの収穫前の田んぼから収穫量を見越すことで、あらかじめ米買ってしまうことにあります。