2位:上原 浩治  通算 95セーブ
   (436試合/防御率2.66/セーブ機会113/投球回480.2)

 読売ジャイアンツ時代は先発時代に20勝を挙げ、抑えに転向してからも32セーブをあげるなどマルチな活躍を見せた上原浩治。2009年にオリオールズに入団すると先発、セットアッパーとして活躍。ハイライトは3チーム目となるレッドソックスに入団した2013年。この年はシーズン途中から抑えに定着し73試合に登板。13ホールド21セーブ、防御率1.09を記録する活躍を見せると、ポストシーズンでもセーブを積み重ね、ア・リーグチャンピオンシップシリーズでは、タイガース相手に1勝3セーブを記録し、日本人選手初となるシリーズMVPに輝いた。そして迎えたカージナルスとのワールドシリーズでも活躍、優勝に王手をかけた第6戦の9回に登板すると見事に抑え、ワールドシリーズ胴上げ投手となった。

1位:佐々木 主浩  通算 129セーブ
   (228試合/防御率3.14/セーブ機会151/投球回223.1)

 横浜ベイスターズの抑え投手として、圧倒的な成績を収めてきた「大魔神」がマリナーズに入団したのは2000年。米国の地でも「DAIMAJIN」として人気を博し、この年のア・リーグ新人王に輝く。日本人選手で新人王に輝いたのは1995年の野茂英雄以来2人目の快挙だった。その後も、2001年のイチロー、2018年の大谷翔平の2人しか選ばれてないことを考えると、いかに偉大な記録だったかがわかる。翌2001年、さらに2002年にもオールスターに選出された。MLB最終年となる2003年はケガも重なり登板も半減、10セーブに留まり、翌年横浜ベイスターズに復帰することになる。実働4年ではあったが、日本人選手の中では圧倒的なセーブ数を誇った。

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