古くはMLB最多652セーブを挙げたヤンキースのマリアーノ・リベラ、「トレバータイム」と呼ばれる派手な入場で観客を沸かせたパドレスのトレバー・ホフマン、最近では2年連続でア・リーグのセーブ王に輝き、3年連続のタイトルを狙うガーディアンズのエマニュエル・クレースなど、抑え投手は野球の花形ともいえるポジション。日本人の抑え投手たちはMLBの舞台でどう輝いてきたのか、セーブ数ランキングを基にひも解いてみたい。

【MLBデータコラム】日本人選手の三振数トップ10

 まずは、4位-10位まで。

【4位―10位】

4位:大塚 晶則  通算 39セーブ
   (236試合/防御率2.44/セーブ機会57/投球回232)

5位:長谷川 滋利  通算 33セーブ
   (517試合/防御率3.70/セーブ機会62/投球回720.1)

6位: 高津 臣吾  通算 27セーブ
   (99試合/防御率3.38/セーブ機会31/投球回98.2)

7位: 伊良部 秀輝  通算 16セーブ
   (126試合/防御率5.15/セーブ機会20/投球回514)

8位:高橋 尚成  通算 10セーブ
   (168試合/防御率3.99/セーブ機会14/投球回243.1)

9位:村上 雅則  通算 9セーブ
   (54試合/防御率3.43/セーブ機会-/投球回89.1)

10位:平野 佳寿  通算 8セーブ
   (150試合/防御率3.69/セーブ機会17/投球回131.2)

 続いて、上位3人を3位からお届け。

3位:斎藤 隆  通算 84セーブ
   (338試合/防御率2.34/セーブ機会100/投球回338)

 横浜ベイスターズで先発・抑えで活躍してきたものの、2006年に36歳でのドジャース入団は異例。不安視もされたがシーズン途中からクローザーとして定着する。結局この年は72試合に登板し、7ホールド24セーブ、107奪三振を記録し、防御率2.07と抜群の成績を残して周囲の懸念を払しょくすることに成功した。翌2007年もクローザーとして、63試合に登板、39セーブを挙げオールスターゲームにも選ばれる。シーズン防御率は1.40と昨年をはるかに超える数字を記録した。3年目に18セーブを挙げて以降は数チームを渡り歩き苦労したが、高齢でもMLB挑戦は可能だと周囲に思わせる活躍ぶりだった。