iPhoneといえばカメラの画質が話題だが、自分は仕事で使う時はほぼ100%が「ビデオ録画」なのでiPhone15にもそこを期待して購入した。

結果から言えば非常に良かった。まず、録画中に光学5倍ズームに対応しており、また等倍、3倍、5倍などとプリセットの段階から選ぶのではなく、きめ細やかにズームができる。

さらに使い勝手を高めてくれたのがアクションボタンの存在だ。自由に起動アプリを決められるボタンなわけだが、自分はビデオ録画が立ち上がるように設定したのでビデオカメラ顔負けの立ち上がりの早さであり非常に便利だ。

加えて暗い場所でも録画も、ノイズレベルは非常に小さく最新機種のGoProと比較しても明るく撮影できるので本当に満足している。世の中には数多くの機種があるが、夜間録画についていえばiPhoneはトップクラスだろう。

気になること.IME入力モード

だが、どうしても「これはできれば改善してほしい」と感じる点が一つある。iPhone15の機種に限った話ではないし、以前の記事にも書いたことがあるが、外部キーボード使用時の日本語入力システムだ。iPhoneはGboardというGoogle製の日本語入力システムをインストールできるが、外部キーボード使用時だけは強制的にプリインストールIMEに戻されてしまう。

筆者のように毎日大量の文章を書く人間からすると、これは非常に大きなことである。なぜなら正直言ってプリインストールIMEの日本語変換力は、かなり使いづらいと感じるからだ。漢字変換や使い勝手の面では、どうやってもGboardより優れているとはいいづらい。

Apple側としてはセキュリティレベル向上のために仕方なくの対応策だと思うのだが、できればAndroidのように外部キーボードでGboardが使えるようになるか、プリインストールIMEの向上を実現してほしいと切に願う。短文作成ならいざ知らず、外出時に長文入力を想定する時はiPhone1台ではなくMacbookの持参を余儀なくされてしまうためだ。