サンフレッチェ広島はYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦(対名古屋グランパス)と天皇杯準々決勝(対ガンバ大阪)で連敗。コンディションが万全でない元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアを起用する現状をうけて、キプロス代表FWピエロス・ソティリウの負傷離脱を嘆く声が挙がるなか、同選手の妻が夫をはじめ家族の生活について語っている。
浦和レッズからの関心が報じられる中、2022年8月に広島へ完全移籍したソティリウ。来日1年目からルヴァン杯決勝(対セレッソ大阪)で2ゴールを叩き出すなど、タイトル獲得に貢献していたが、2023シーズンは度重なる負傷離脱により、リーグ戦17試合の出場で4ゴールという結果に終わった。
そして今季もここまでリーグ戦13試合のスタメン出場で5ゴール。3月16日のヴィッセル神戸戦で左足を痛めると、7月14日のアビスパ福岡戦でも負傷交代。筋肉系トラブルにより、およそ2か月にわたり公式戦での出番がない状況だ。
一方、広島はJ1で首位に立つなか、ルヴァン杯と天皇杯でタイトル獲得の可能性が消滅。9月2日に加入したばかりのパシエンシアが名古屋戦、G大阪戦でいずれも途中出場するなど、攻撃陣の台所事情は厳しい。
パシエンシアの起用に対する異論や、ソティリウの早期復帰を願う声が広島サポーターから湧き起こるなか、ソティリウの妻で女優のマリア・コルツィアさんは11日、母国のテレビ番組『Irthe ki Edese』にVTR出演。日本での生活について以下のように語っている。
「子どもたちは単語レベルで日本語を習得しているよ。私もちょっとだけ分かるけど、まだ日本語でコミュニケーションをとることはできないね。夫は家族の中で、誰よりも日本語を理解している。ほぼ毎日日本人と会うから、望む、望まないにかかわらず、日本語を学んでいる。ただ誰かと会うたびに、英語で話しているけどね」