ADHDやASDといった発達障害を持つ人は仕事をしていく上で、さまざまな困難を抱えます。ほとんどの人が努力をすればすぐに改善できそうなことですが、発達障害の人にはどうしても難しいのです。
「発達障害・グレーゾーンかもしれない人の仕事術」(中村郁 著/かんき出版)
[本書の評価]★★★★(80点)
【評価のレべリング】※ 標準点(合格点)を60点に設定。
★★★★★「レベル5!家宝として置いておきたい本」90点~100点
★★★★ 「レベル4!期待を大きく上回った本」80点~90点未満
★★★ 「レベル3!期待を裏切らない本」70点~80点未満
★★ 「レベル2!読んでも損は無い本」60点~70点未満
★ 「レベル1!評価が難しい本」50点~60点未満
中村さんは、二度寝防止にアラームを設定している。その考え方がユニークである。
「何度も二度寝を繰り返し、よく目が覚めてきたあなた。まだ頭がボーッとしているかもしれません。そんなあなたには、起き抜けにネットニュースを見ることをおすすめします。私は普段、スマホを触るときは、タイマーをかけるようにしています。一度ネットサーフィンをはじめると、関連するものを延々見続けてしまう癖があるからです」(中村さん)
「やらなければならないことを抱えているときは、極カスマホを見ないようにしています。ただし、朝の寝起きだけは、ネットニュースを見ることが非常に役に立ちます。意識は覚醒したけれど、まだ横になっていたい、目をつぷりたい······と思ったとき、無理矢理でもいいのでYahoo!ニュースを開いてみてください」(同)
寝ぼけ眼で見はじめていても、大物有名人などの衝撃ニュースが目に飛び込んでくることがある。衝撃ニュースでなかったとしても、アルゴリズムの影響でスマホの画面に並ぶニュースは、自分が興味のあることばかりだ。中村さんは次のように言う。