後半は川崎の猛攻が続くも、甲府のゴールネットを揺らすことが出来ないままアディショナルタイムへ。90分+3分、右サイド低めの位置でボールを持った川崎のDFファンウェルメスケルケン際がクロス。左サイドから中央へと入ってきたFW遠野大弥がダイビングヘッドで合わせ、劇的ゴールで同点に追いついた。引き分けのまま試合終了となり、第1戦で勝利している川崎が準決勝へと駒を進めた。


鈴木孝司 写真:Getty Images

町田ゼルビア2-0アルビレックス新潟

2戦合計:町田2-5新潟

5-0で新潟が町田を圧勝する形となった第1戦。準決勝へと進むには6点差以上での勝利が必須となる町田は、第1戦からスタメンを4人変更して臨んだ。その中には町田のレジェンドでもある40歳のFW中島裕希の姿も見られた。対する新潟もスタメンを4人変更。元町田のFW鈴木孝司がスタメンに名を連ねるなど、町田サポーターの感情が揺さぶられるメンバー構成となった。

試合は得点が欲しい町田が積極的にゴールを狙うも、新潟がその裏を突く形でチャンスを構築する形となる。しかし、多くのチャンスシーンを作るもののGK福井光輝の再三のセーブに遭い1点が遠い新潟。41分には、相手陣地に押し込むことに成功した町田がFWナ・サンホのパスから中島が反転シュートを決め先制に成功する。これで攻撃のエンジンが掛かった町田は、45分にMF下田北斗が冷静にシュートを決め2-0とする。

後半に入り、準決勝進出の為にはまだまだ得点が必要な町田は55分、MFバスケス・バイロンとFWエリキを2枚替えで投入。しかし、攻め込むことが出来ても3点目が遠かった町田は、第1戦のスコアが大きく響き万事休す。2戦合計5-2で新潟が準決勝へと駒を進めた。


ルヴァン杯の準決勝第1戦は10月9日(水)、第2戦は10月13日(日)に開催され、勝ち進んだ2クラブが11月2日(土)に国立競技場で決勝戦を迎える。