■開発会議の会話、完全にぶっ飛んでいた

今回話題となった表札は、その名もズバリ「男前」シリーズ。

開発経緯について、美濃クラフトの担当者は「もともと『濃い顔シリーズ』という、従来の表札の概念を打ち破った形や考え方のシリーズを打ち出す際に生まれた商品となります」と振り返る。

続けて「その中で『男だったらどんな表札をつけたいか』というテーマのもと、『大剣を庭にブッ刺したらカッコイイよね!』という中二病のような案があがり、『そんなの奥さんが猛反対しそう!』など様々な意見を考慮し、最終的に『奥さんの反対を押し切ってまで庭に大剣をブッ刺す!』という、そんな男前な方々に向けて伝説の聖剣は誕生しました」と、一点の澱みも無い、伝説の剣のように真っ直ぐな瞳で説明してくれたのだ。

玄関前に刺さった巨大な刃物、不審者の犯行と思いきや… 「うちにも欲しい」と話題に
(画像=『Sirabee』より引用)

「男前」シリーズには今回話題となった「伝説の聖剣」のほか、「守護の日本刀」「賢者の杖」「魔王の黒剣」「海王の三叉槍」と完璧なラインナップを揃え、中二病の多様化にも完全に対応している。

気になるお値段も「伝説の聖剣」は156,000円(どんな魔物も「イチコロ」価格)、「守護の日本刀」は159,000円(時は「センゴク」価格)、「魔王の黒剣」は191,900円(魔王の力に人々は「ビクビク」価格)など、世界観に則っており、完全にノリノリである(いずれも税抜価格)。

なお、一番人気は「伝説の聖剣」だそうで、担当者は「聖剣がダントツで人気です。年間60本、発売開始から6年間で、約300本出荷されています」と説明していた。

全国に少なくとも300本は伝説の剣が埋まっていると考えると、日本国民として誇らしい気持ちになってこないだろうか。