だんだん下り斜面に近づいてきたら、着地側をのぞきこみましょう。バイクは前におさずに、頭だけでのぞき込みます。ハンドルを着地の前に押して下り斜面に合わせることができれば完璧です! 飛ぶ瞬間にのぞきこむと、前に回ってしまう可能性があるので注意ですね。ちなみに、顎が上がってしまうと腰が引けてしまい、下り斜面に合わせられません。ふいにフロントが上がってしまったときも、対処できないので危険です」とのこと。

まとめ

ちなみに……「僕らでも怖いことはありますよ。僕と英吾君(※故佐藤英吾、日本のFMXの創世記を担ったレジェンド)は一緒に日本で初めてバックフリップを成功させたんです。世界でもまだ珍しかったので、僕と英吾君はすぐにバックフリップ成功者としてフランスのショーに呼ばれたんですね。ところがそこで用意されていたジャンプは日本で試行錯誤して僕らが作っていたモノとはまるで違ったんです。そんなジャンプでバックフリップなんてしたこと無いけど、もうやるしかないってことで二人でめちゃくちゃびびりながら飛んだんですよ、英吾君はたぶんあのときが一番寝れなかったんじゃないかな。FMXってみんなクールな顔してるけど、コンテストの前なんかはすっげぇシリアスなんですよ。飯食えないなんてザラですもん」とダイス。ビギナーが感じる恐怖感とは少し違うかも知れませんが、とはいえど共通点はあるのかもしれませんね!

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RIDE-HUCK掲載日:2024年7月17日