これらのリスクを避けるために、車検の有効期限を守り、期限が近づいたら早めに車検を受けるようにしましょう。

必要書類と費用

車検を通す場合に必要な書類

車検をスムーズに通すためには、必要な書類をすべて準備し、期限内に手続きを行うことが重要です。

  1. 車検証(自動車検査証)
    車両の登録情報や所有者情報が記載された公式書類で、常に車両に備え付けられている必要があります。
  2. 自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
    自賠責保険は法律で加入が義務付けられている保険です。車検時には、保険期間が切れていない証明書が必要です。
  3. 納税証明書(軽自動車税納税証明書)
    車両の所有者が自動車税を納付していることを証明する書類です。納税証明書がないと車検を通すことができません。
  4. 車検費用
    車検には、検査手数料、重量税、自賠責保険料などの費用がかかります。事前に費用を用意しておきましょう。

もしも自分で車検を通す「ユーザー車検」を受ける場合は、上記に加えて車両の整備履歴が記録された点検整備記録簿(整備手帳)が必要です。また、代理人に車検を代行してもらう場合は、追加で委任状と代理人の身分証明書が必要です。

車検費用の内訳

車検費用には法定費用と整備費用が含まれます。法定費用は、国で定められた費用で、検査費用や重量税などが含まれます。整備費用は、車検時に必要な整備や修理の費用です。整備費用は、バイクの状態によって大きく異なります。

法定費用は以下の項目から構成されています。これらの費用は法律で定められており、車検を通す際に必ず支払わなければなりません。

  • 重量税
    二輪車の重量に基づいて課される税金です。重量税は、バイクの排気量に応じて決まります。排気量が小さいバイク(例えば125cc以下のスクーターなど)は、重量税が免除される場合があります。
  • 自賠責保険料
    自賠責保険は、交通事故による他人への被害を補償するための保険で、法律で加入が義務付けられています。車検の際には、有効な自賠責保険の証明書が必要で、契約期間に応じて保険料が異なります。通常、車検時には2年間の契約を行うことが一般的です。
  • 検査手数料
    車検を受けるために支払う検査の手数料です。これは、車両が法定基準に適合しているかを確認するための費用で、検査を実施する陸運局などの機関に支払います。